Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

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2006年3月20日 16:13

歌に生き、恋に生き・・・

3月6日付の読売新聞夕刊 「世界の旅」 欄に、プッチーニのオペラ・トスカに関する私のコメントが、少しだけですが紹介されました。 トスカ、大好きなオペラの一つです! 今年の10月には韓国の ソウル・セジョンセンター 、そして12月にはインド・ムンバイ歌劇場にて、このオペラを指揮することになっています。


オペラ「トスカ」の舞台(ローマ)

テベレ川沿いに立つサンタンジェロ城。オペラの幕切れで、屋上から歌姫トスカが飛び降りる迫る権力 意志貫く歌姫。

 「この歌の題のせいで、トスカが恋愛中心に生き、受動的な女性だと誤解されることが多い」と言うのは、オペラ座の指揮者アシスタントの吉田裕史さん(37)。

 スカルピアは「空砲による見せかけの銃殺刑」を意味ありげに部下に指示した後、トスカに刺殺される。これを吉田さんは「彼女は極限状況の中で、強大な権力に立ち向かう道を自ら選んだ」と説明する。

 トスカ初演当時のローマは、再統一されたイタリアの首都になってから30年足らず。急速な産業発達のひずみで、労働者のデモや工場占拠も多発していた。激動の時代だからこそ、自分の意志を貫き通した歌姫トスカの壮絶な姿に観衆は感動したのだろうと思った。(文と写真 藤原善晴)

 「トスカ」 フランスの作家ビクトリアン・サルドゥーの戯曲をイタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニがオペラ化。1900年にローマのコンスタンツィ劇場(オペラ座)で初演。たびたび映画化もされた。オペラ座では、初演時の「歌姫トスカ」を忠実に再現し、日本、中国、インドなどアジア諸国を年内に巡演する準備を進めている。