Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史:指揮者
東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。
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2011年3月13日 19:04
日本国民の皆様へ -ボローニャ歌劇場総裁 フランチェスコ・エルナーニ氏より-
フランチェスコ・エルナーニ氏(現ボローニャ歌劇場総裁、前ローマ歌劇場総裁、元ミラノ・スカラ座事務総長、元ジェノヴァ、ヴェローナ、フィレンツェ歌劇場総裁)より、以下のメッセージが届いています。
また、日本を愛する多くの方々から同様な励ましの言葉をいただいています。
Caro Maestro Yoshida,
(親愛なるマエストロへ)
ho letta della catastrofe che il terremoto ha causato in Giappone.
(日本で地震がもたらした大惨事についての記事を読みました)
Mi auguro che per Lei non ci siano state sofferenze. Sono vicino a Lei e al popolo giapponese.
(あなたと日本国民の皆様にとって苦痛や心痛がないことを祈っています。私は皆様の近くにおります)
Con i più amichevoli saluti.
(友情を込めて)
Francesco Ernani
(フランチェスコ・エルナーニ)
2011年3月12日 19:54
Hirofumi Yoshida
2011年3月10日 23:33
ヴェルディ「ナブッコ」
ヴェルディ「ナブッコ」のリハーサルを見学するため、久しぶりにローマ歌劇場へ。
イタリア統一150周年を記念して上演されるこのオペラのために、マエストロ・ムーティが(過日のシカゴでの事故によって心臓にペースメーカーを装着しながらも)連日、精力的にリハーサルを行っていますが、やはり圧巻は3幕2場で合唱によって歌われる 「行け、わが想いよ! 黄金の翼に乗って。」
1842年の初演と同時にこの曲がリソルジメント(イタリア統一運動)のシンボルとしてイタリア全土に広まったかどうかについては、最近の研究によって疑問が投げかけられているとはいえ、現在では "イタリア第二の国歌" としての地位を確立していることに疑いの余地はない。
この曲を演奏する際に顕著に表れるオーケストラのゆらぎと合唱のうねり、、これこそがまさにヴェルディ節と呼ばれる魅力であり、"歌の国・イタリア"の面目躍如たる所以ではないだろうか。この国のオペラ芸術水準を牽引するべくこの上なく大きな使命を担っている首都のオペラハウスとイタリアを代表する世界的なマエストロが、統一150周年という国家の祝祭のために全身全霊を込めて、まるで何かに突き動かされるかのように "インスパイアして" 演奏するその姿に、音楽家として、また日本人として、自分自身の使命について改めて考えさせてくれた一夜となった。
Hirofumi Yoshida


